ナビ5 心の10段階説
[注] レイアウトがくずれる場合がありますので、ご了解ください。
プレゼントのお知らせ [2014.3.29]
しばらくぶりの更新になります。日記などのページでも書きましたが、広い意味での「アートセラピー」に役立つ作品を創り発売し始めました。それにともない、ナビ7「アート鑑賞セラピー」を新設し、ナビ12に「男と女の10段階説」を移動し、読みやすい構成にしました。
その後、ナビ1「心を楽にしてくれる考え方」を再構成し(スマートフォンとパソコンで見られますが一部のパソコンでは見られません。原因不明)、今回は本ページに手を入れて読みやすいものにして更新しました。
遅くなってしまいましたが、昨年いただいたお二人からの体験談と細山のコメントも掲載しました。
現在、アート鑑賞セラピー用の作品の発売開始を記念して本ページをご覧になった方で、先着10名様に無料で作品をプレゼントいたします。応募要領の詳細は下記の<プレゼントのお知らせ>をご覧ください。
なお、「心の5段階説」や「心の10段階説」は人間を決めつけるものではなく、人間の心の状態を理解して、自分自身や人間の心を成長させ発達させるためのものです。
現在どの段階に自分がいるのかを理解して、ナビ1「心を楽にしてくれる考え方」やナビ2「読書セラピーのすすめ」、ナビ7「アート鑑賞セラピー」などを活用されれば、必ず自分の心を成長させて悩みや心の病を解決し、人生を充実させることに役立つでしょう。
なお、本ページの後半の体験談などについては修正中ですが、操作ミスで載せてしまったようです。近日中に修正、加筆いたしますので、ご了解のほど、よろしくお願いいたします。
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「心の世界」の多様性 [2008.5.18]
殺人事件のニュースなどを見ていると、「同じ人間なのに、どうして人を殺すのだろうか?」と思い、人間てわからないと思う人が多いのではないだろうか?
また、人間以外の動物は自殺をすることはほとんどないように思われるが、「なぜ人間はすぐに自殺をしてしまうのだろうか?」と思うことはないだろうか?
そして、いろいろな人々と出会うと、「人間って、なかなか一筋縄では理解できないなー」と思うことがないだろうか?
この現実の世界には実にいろいろな人間が生きていて、DNA(遺伝子)が異なり身体が違うだけではなく、心の状態、「心の世界」も異なっている。
悪い人間もいれば、いい人間もいる。心の狭い人もいれば、心の広い人もいる。心を病む人間もいれば、病まない人間もいる。
人間は同じ地球上に生きてはいるものの、一人ひとりが別々の「心の世界」を生きていて多様性がある。
この多様な人間の心を深層心理学的に理解して、心がスッキリして、楽に楽しく生きることはできないのであろうか?
現実に生きている人々を「人間観察」(&人間分析)するとともに「自己観察」(&自己分析)もして、フロイト、ユング、アドラー、エリクソン、フランクルなどの精神分析学や深層心理学の「イイトコ取リ」をして統合しながら考えると、人間の心の状態、「心の世界」は大まかに5段階、細かく見ると10段階に分けられるという仮説をつくることができた。
次の「心の5段階説」あるいは「心の10段階説」を知ると、自分と性格や価値観などの違う人、相性が悪くてイヤだなと思えた人とも気を楽にして接することができるようになる。
それだけではなく、自分の心の状態をできるだけ上位にして生きるようにすると、心が楽になる(「こころ楽楽」)とともに心の悩みを解決し心の病を治すことができるであろう。
自らの「心のナビゲーション」に役立てていただければと思う。
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「心の5段階説」
人間の「心の世界」は、まず次の5段階に大きく分けられる。
多くの人々に早く活用をしていただければと思い、「深層心理学」ならぬ「深層心理楽」のための仮説として公表をさせていただいた。
第1段階 自分のためだけに生きていて、殺人や自殺などをしてしまう心の状態
「誰でもよいから人を殺してみたい」などと思って、実行をしてしまう心の状態である。
愛を求めているが満たされていないため、愛とアンビバレントな(相反する)憎しみの感情が生じ、無意識の性を含む生の本能(エロス)と攻撃的な死の本能(タナトス)のバランスが崩れて、攻撃的な死の本能(タナトス)が意識を支配して、殺人、または自殺などをしてしまう。
自分のためだけに生きていて自己愛が強く、相手や家族、回りの人のことなどを考えることができない心の状態で、他者を殺せば殺人、自分を殺せば自殺となる。
また、国民を虐殺したり戦争などに導く独裁者の心理状態も、この段階に属する。
いずれも「心の病」になっている。
第2段階 自分のためだけに生きていて、犯罪をすることもある心の状態
自分のためだけに生きていて、自分の欲望を満たすために悪いことをする。
人々、社会に貢献しようとする考え、気持ちがない。
愛(エロス)が自分に向かっていて、自己愛が強く、他者に愛を注ぐことができない。
「心の病」になりやすく、「心の病」にかかっていることが多い。
第3段階 自分を中心にして生きてはいるが、人に少しは優しくできる心の状態
「人は人、自分は自分」と考えて生きてはいるが、自分のできる範囲で人にも優しくできる。
人間は社会の中で生きていることを理解しているが、「自分のための人生」と思い生きている。
自分に都合の悪いことが生じたときには「心の病」になりやすい。あるいは「心の病」にかかっている人もいる。
平均的な人間の心である。
第4段階 人々、社会に貢献して、愛を与えられる心の状態
人間は自分一人では生きられず、社会の中で生きていることを理解している。
人間が好きで、人に愛を与えることができる心の状態である。
人々、社会に貢献すると、心の中に充実感、安らぎが生じて「心の病」になりにくい。
第1〜3段階の人が、この段階に入ると「心の病」が治るであろう。
第5段階 人々、社会のために生きていて、自分(己=おのれ)がない心の状態
「人間は生かされて生きている」ことを実感して、この世で人々、社会のために生きることが自分の使命であると思い、全心身をかけて生きている。
自分とは直接的に関係のない人々にも愛を与えることができ、真に愛することができる。
生の本能(エロス)と死の本能(タナトス)が「アガペー(無私の愛)」(キリスト教)、「慈悲」(仏教)の行動に昇華されている。
「人は人、自分は自分」という心の分け隔てがなくなり、人類に共通の大きな普遍的無意識を感じ、それぞれの人が大きな生命(エネルギー)の分身として生きているという心に達している。仏教でいう「悟り」の状態である。
心を病む自分(自我)がないので、「心の病」にはならない。
「心は変化する」
この「心の5段階説(あるいは下記の心の10段階説)」は職業、肩書、学歴、性別、年齢、国籍、人種などには関係がなく成り立ち、すべての人間の心の中に生じる可能性がある心の状態である。
人間の心は一つの段階にとどまるというわけではなく、日々、時間によっても変わっていく可能性がある。
しかし、一般的には大人になるにしたがって、心の発達、成長がとまって一つの段階に長い時間とどまり、ほとんど変わらずに生きているという人が多くなる。
一般に上位の第4段階、とくに第5段階になるには、大きな不安や悲しみ、苦しみ、孤独感などの体験から逃げることなく向かい合い、模索をして、人間の心の探究などをし続ける必要がある。
いい考え方や人、芸術作品などとの出会いで一瞬にして心が変わることが稀(まれ)にはあるが、長い時間かかることが多い。
逆に、不幸な体験をして大きな「心の傷(トラウマ)」を負い、一気に下位の第1段階や第2段階になる場合もある。
この「心の5段階説(あるいは下記の心の10段階説)」には子どもも含めることができる。
子どもは第2、3、4段階を中心としながら生きているが、第1段階や第5段階の心の状態になる場合もある。
子どもから大人になるにしたがって、心が固まってきて、どれかの段階を中心にして生きていく。
一般的には第2段階、あるいは第3段階にとどまる大人が多く、第4段階の人が次ぎ、第1段階や第5段階の人間はかなり少ない。
できるだけ第1段階の人間が少なくなり、第5段階の大人が多くなることが、よい社会、国、世界、時代となるには必要である。
なお、第1〜3段階くらいの人間の心の状態を分析するには、「動物としての人間の心」を明らかにしようとしたフロイトの精神分析学などが非常に役立つ。
第4段階以上になるためには、社会性や他者への貢献を重視したアドラーの共同体意識やエリクソンのアイデンティティの考え方などが役に立つ。
第5段階の心の状態はユングの人類に普遍的な集合的無意識、フランクルの精神的無意識などが明らかにしているといえる。キリスト教や仏教などホンモノの宗教の教え、宗教者の生き方もこの段階である。
ナビ1「心を楽にしてくれる考え方」を参照。 トップページに戻る
「心の10段階説」
人間の心を細かく観察すると、上記の 「心の5段階説」(下記では赤字のT〜X)の各段階を各2段階にわけて考えることができて、 「心の10段階説」という仮説が成り立つ。
<第T段階 自分のためだけに生きていて、殺人や自殺などをしてしまう心の状態>
第1段階 原始的な心の段階
愛に恵まれずに生きていると、愛とはアンビバレントな(相反する)憎しみの感情が生じて、親や社会に怨(うら)みをいだく。
自分の不幸は親や教師、社会が悪いからであると、責任を他に転嫁してしまう。
愛が不足しているので、性を含む生の本能(エロス)より攻撃的な死の本能(タナトス)が意識にのぼり、暴力をふるい殺人などの反社会的な行為をする。
自分に都合の悪い人間、国民を殺すという虐殺や戦争をする独裁者や指導者などの心の状態も、この段階に属する。
愛を求めていて、自分だけよければいいという利己主義者、自己中心主義者である。
心の傷(トラウマ)、劣等感にとらわれていて自己愛が強く、反社会的願望をもっている。
第2段階 自分を責めて自分を攻撃してしまう
性を含む生の本能(エロス)が弱くなり、攻撃的な死の本能(タナトス)を自分に向けて自殺をしたり、自分を責めて自傷行為などをしてしまう。
いじめられたり失敗をしたりして自分の欲望が満たされないので、自分だけのことにしか心を配れない狭い心になっている。
自信がなくなり自分の未来に希望が持てず、不安をいだき絶望をしてしまっている心の状態である。
心の傷(トラウマ)、劣等感にとらわれ自己愛が強くなり、他者、社会に対する関心がなく自己中心主義になっている。
<第U段階 自分のためだけに生きていて、犯罪をすることもある心の状態>
第3段階 自分の欲望を満たすために、他人に害を及ぼす
自分のためだけに生きていて、自分さえよければよいという利己主義的な心の状態である。
自分の欲望を満たすために人をだましたり犯罪をして、他者に迷惑をかける。
自分にとらわれ自己愛が強く自分が面白いと思ったこと以外には関心をもたず、自分の世界にこもっている。
他の人間、社会には関心をもたない。
トラウマにとらわれていて、劣等感が強く、人間に不信感をいだいている。
第4段階 自分のために生きていて、他者のことには無関心である
自己愛が強く、自分以外の人間、社会などへの関心がない。
自己中心的であるので自分の考えが絶対的に正しいと思い、周りの人と対立をする。
他者に貢献をすると損をすると思っていて、貢献しようとは思わない。
トラウマにとらわれていて、劣等感が強い。
現在の日本では、この段階の人が多くなっているように思われる。
<第V段階 自分を中心にして生きてはいるが、人に少しは優しくできる心の状態>
第5段階 自分のために生きているが、人に少し優しくできる
「人は人、自分は自分」と考えて生きてはいるが、自分のできる範囲で人に少し優しくできる。
他者には迷惑をかけないようにしている。
人、社会に対する関心が弱く、積極的には貢献しない。
平均的な人間の心の状態である。
第6段階 自分のために生きてはいるが、人に優しくできる
自分の幸せを求めて生きている。
自分に関係する回りの人には優しくでき、必要に応じて親切にする。
人間は社会の中で生きていることを理解しているが、積極的には貢献しない。
<第W段階 人々、社会に貢献して、愛を与えられる心の状態>
第7段階 人間、他者、社会に関心があリ、少し愛を与えられる
自分だけが生きているのではなく、人間は社会という共同体の中で生きていることを感じている。
人に愛を与えることができる。
自分のできることや仕事、ボランティアなどを通して社会に貢献をしようとしている。最近はボランティアをする若者が多くなっているが、大変にいいことである。
「社会に役立つことができた、人間になれた」ということは、心の中に喜び、充実感、自信などをもたらして、不安や悩みを取り除く効果がある。
第8段階 社会の大切さがわかり、人々に愛を与えて生きている。
見知らぬ人にも愛を与える喜びを知り、積極的に社会に貢献をしている。
社会的な貢献を重視して、仕事もお金を儲けるためだけではなく、社会に貢献できることをしている。
自分だけではなく他者を含めた人間の生命の尊さ、価値がわかる。
人に愛を与えることができるので、男と女、夫婦などにかぎらず人間関係がうまくいく。
他者と共に生きて、「共生」することができる。
<第X段階 人々、社会のために生きていて、自分(己=おのれ)がない心の状態>
第9段階 社会に大いに貢献している心の段階
人間は自分一人で生きているのではなく、社会の中で「生かされて生きている」ことがわかる。
自分の立場でできることに打ち込んで生きていて、人々、社会に積極的に貢献、奉仕をして愛を与え続けている。
生きる喜びを感じているので、心は病まない。
第10段階 無我、無心で社会に大いに貢献している段階
すべての人々にアガペー(無私の愛)、慈悲をたえず与えようとして生きている。聖人、菩薩の心の段階である。
自分の生命、心は自分のものではなく、他者も同じ生命、普遍的無意識があり生きていると思うことができる。
生も死も大きな生命(エネルギー)の流れの現象であることを知り、生きているときはひたすら生きて、死ぬときは死を恐れることもなく平然と迎えられる。
個人としての欲望がなく、「無我、無心、生死なし」の心の状態であるので、心は病まない。
この第10段階は、「ホンモノの宗教」がめざしている境地、「ホンモノの宗教者」の心の状態でもある。
この段階は一般的には、人一倍の苦悩をかかえて苦しみや悲しみを乗り越えた人が達することのできる状態ではあるが、深層心理学(楽)的には特定の人だけではなく、一般の人々でも達することができる。
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「心の成長」と「心の病」
以上の 「心の10段階説」のうち、第1,2段階(第T段階)は心の病になっている。
第3、4段階(第U段階)などの心の状態にあるときには、心の病になっていたり、心の病になりやすい。自分のことで不安になるからである。
現在の日本では若者に限らず大人でも、「社会性」が弱くなり、利己主義、自己中心主義で生きている人が多くなっている。
第5、6段階(第V段階)は一般的な人々の心理状態であるが、自分に都合が悪いことや不利なことが生じると心の病になりやすい。
第7段階、第8段階(第W段階)以上になると心が楽になり、心の病が治り始める。
人々に貢献する喜びを感じながら生きているので、自分のことでは悩むことが少なくなり、心の病にはなりにくい。
人間は心が発達して第9、10段階(第X段階)にいたれば心の病にはならず、その人の人生は最高のものになったといえる。
それには不安や苦悩、悲しみ、孤独感などから逃げることなく向かい合って、模索、探求をしつづけるなど、かなりの努力がいる。それなりの代償、犠牲をともなうこともある。優れた考え方や人との出会いなどの縁も必要になる。
ただし、第9、10段階(第X段階)などの心の状態にある人だけが尊いわけではなく、それぞれの人には生きている意味と価値があることはいうまでもない。
それぞれの人間は他に代えることのできない可能性をもった存在であり、多様性を尊ぶ「マンダラ的人間観」が大切である。
たとえば、第1段階の人でも改心の余地はあり、第9、10段階(第X段階)になることは非常に難しいとはいえるが不可能ではなく、変われば人間の潜在的な可能性を発揮した例として、多くの人々に感動を与えることができる。
ビジネス、科学、芸術などの各ジャンルで一流の仕事をしている人の場合、高い心の段階や精神性にいたっている人が多い。
各ジャンルで活躍し続けて多くの人々の心に響く仕事をするには、高い心の段階や精神性が必要ともいえる。
少しでも高い心の段階に成長、発達する人が多くなれば、「いい社会」、「品格のある国、世界」になる。
なお繰り返しにもなるが、「動物としての人間の心」を明らかにしようとしたフロイトなどの精神分析学は第1,2段階(第T段階)だけではなく、われわれ一般的な人間の心、つまり第1段階から第6段階くらいを分析するのに非常に役立つ。
これらの段階は仏教でいう「煩悩(ぼんのう)」の段階、キリスト教でいう「原罪」「迷える子羊」の段階ともいえる。
アドラーの共同体感覚やエリクソンのアイデンティティの考え方は第7、8段階を重視したものである。
また、ユングの人類に普遍的な集合的無意識、フランクルの精神的無意識は、第9、10段階の心の状態を明らかにしたものといえるが、仏教でいえば「仏心」「仏性」つまり「仏教的無意識」ともいえるであろう。
今後、フロイトやアドラー、エリクソン、ユング、フランクルなどの各深層心理学がバラバラにではなく、まとめて体系的に統合をされて普及していくことが必要であろう。
「心の10段階説」は一人の人間の心の状態を表したものであるが、男と女の関係における心の状態を表したのがナビ12「男と女の10段階説」である。それぞれ相互関係があるので、お読みください。
いずれの10段階説も、フロイトの性的発達の6段階説(口唇期、肛門期、男根期、潜伏期、思春期、成人期・性器期)、それを発展させたエリクソンの「人間発達の8段階(ライフサイクル)論」だけではなく、禅の悟りにいたるまでを表わした「十牛図」、真言密教の空海の「十住心論」を知っていたので、浮かんだのだと思います。
そして、20、30代のとき読んでいた『聖書』の考え方「愛(アガペー、慈悲)」が大切であることを再認識し、考え方と表現を広くして完成することができた。 [2014.3.16 加筆]
ナビ3「深層心理学の5巨人について」
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「心の退行」と「心の病」
この世、社会で大人について見て考えると、年齢とともに心が一律に発達しているわけではないことは明らかである。
残念ながら、心が発達しつつある大人ばかりではなく、心の発達、成長がストップして停滞したり、退行をしている大人も多い。
つまり人間は、@大人になっても心の発達をし続けている人、A心の発達が停止してしまった人、B心が退行しつつある人、という3つのパターンに分けられる。
心が退行をしていく例としては、第5,6段階の「普通の人」が第1段階の殺人をしてしまったり、第2段階の自殺をしてしまうということがある。
そこまでは極端ではなくても、青年時代には正義感をもって生きていた第7,8段階の人が、大人になるにつれて「社会の荒波」(人生、心の荒波でもある)を体験して現実の社会を知るにつれて、自分本位の利己的な人間(第3,4段階)に退行をしていく場合も多い。
人間はトラウマ(心の傷)を受けて心が退行して、心が固着したときなどに「心の病」になる。
「心の病」は原因がわかって、心が発達したときに治る。
心を病まないためにも、心の発達が欠かせない。
長い目、広い視点で見ると、心の病の苦しみや治そうとする努力は、人間の心を発達させることに役立つともいえる。
「心の病」を治したり、「心の病」にならないためだけではなく、「いい生き方、いい人生」にするためにも、この「心の10段階説(あるいは心の5段階説)」が「心の世界」を広げて深め、「心をナビゲートする」ことに役立てていただければと思う。
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<プレゼントのお知らせ> [2014.3.8]
現在、心の病を治す方法としては薬による薬物療法が主流を占めています。しかし「飲む薬」は症状を抑えてやわらげる効果があるものの長期間飲む必要があり、心の病を根本的に治すにはまだ不十分である場合が多いように思われる。
逆に、薬の副作用や薬物依存症などというマイナスの新しい症状がでている場合がある。
これに対して、心理療法や精神療法、カウンセリングなどは薬を飲まずに、専門家が質問をしてクライアント(患者)が過去を振り返ったり、感じていること、考えていることなどを話すことによって、患者自身が解決法に気づき心の成長をはかり、悩みや心の病を治す方法といえる。
やや無理な表現かもしれませんが、「話す薬」といえます。副作用はほとんどありません。
これも時間とお金がかかります。専門家が増えてきてはいるので、国や地方自治体がもっと体制を充実させて安く利用できるようにする必要があろう。
心の病を治す方法は大きくわけた場合、もう一つあると思います。それは本人の自助努力によって治す方法です。 その一つとして、「読書セラピー」(ナビ2)があります。自分で考えているだけでは気がつかない知識、知恵を学ぶことによって、自分の心の世界を広げ深め、心を成長させることによって悩みや心の病を治す方法です。
広い意味で「読む薬」あるいは「言葉の薬」「文字の薬」といえます。
それと最近、筆者が提案させていただいている「アート鑑賞セラピー」も自分の心の世界を広げ深めて心を成長させることによって悩みや心の病を治すという方法の一つです。
美と光を感じられる絵を見ることによって、心の世界にエネルギーが与えられて明るく元気に生き、悩みを解決し心の病を治すことに役立ちます。広い意味で「見る薬」あるいは「絵の薬」といえます。
音楽を聴くこともプラスになります。「聴く薬」あるいは「音楽の薬」「音の薬」といえます。
「飲む薬」の場合は数多く飲むと内臓もいためたりする薬害が考えられますが、「話す薬」「読む薬」「見る薬」などの場合は薬害がなく、併用すればさらに効果をあげると思います。今後、自助努力に役立つ効果的な方法、材料が開発される必要があるでしょう。
さて今回、「アート鑑賞セラピー」用に役立つ作品創りの発表と発売を記念して、ナビ7「アート鑑賞セラピー」[2014.2.5]中の「テトテ」に掲載した7作品(今後、作品を増やしていく予定)をご覧いただき、次の5項目中の1項目以上を選んで応募してくださった方には、先着10名の方にお好きな絵1枚を無料でプレゼントいたします。
T ご自分のホームページ、あるいはツイッター、ブログ、口コミ、他など(何でも可)で、作品、「アート鑑賞セラピー」、「心の10段階説」、「こころ楽楽」などを紹介していただける方(何でも可)。
U 「テトテ」に載せた7作品、あるいは今後の作品創りに対しての前向きの建設的なご感想、ご意見、提案などをいただける方。
V 今後、五如来の二尊像(4点)、三尊像(5点)、五菩薩(5〜7点)、五明王(5〜7点)、五天(5〜7点)、四天王(4〜5点)、七福神の単体(7点)などを予定しています。購入を検討してみたいと思われる方。
W 体験談を書いていただける方。
X アート鑑賞セラピーを実行してみたいと思っている方。
応募の方法:
応募先のメールアドレス: hosoyama@emobile.ne.jp
応募内容: ご希望する作品名と簡単な理由、ご氏名、ご住所、電話番号、年齢、性別、職業、連絡可能なメールアドレス。上記5項目のうち該当する番号(複数可)と簡単な説明など。
注 : 携帯電話やスマートフォンからの応募で、迷惑メール防止対策としてパソコンからのメールを拒否をされている方の場合には、スマートフォンから返事をさせていただきますので、念のため「携帯電話使用」or「スマートフォン使用」などと付け加えてください。記入もれがあり連絡不可能などの理由で届かなかった場合には、ご了解ください。
お礼: 応募していただいた方の中から、特に参考になった3名の方に2枚目の絵をプレゼントさせていただきます。
ただし10名に達した後になり、少し遅くなると思いますので、ご了承ください。
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[注] スマートフォンなどでは、レイアウトがくずれる場合がありますので、ご了解ください。
書くことは心を整理して、悩みや心の病を解決する糸口になります。
あなたは心の悩み、病いを、どう解決しましたか?
体験談をお寄せください。
テーマ、内容、形式は自由で、なんでも結構です。
(ハンドルネーム、ニックネーム、仮名で可)
本ホームページに掲載をさせていただきます。
[2005.5.25]
メール hosoyama@emobile.ne.jp
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掲載順は短くて軽い症例、読みやすいものなどから並べています。
[体験談1] (2006.7.16)
初めまして。今晩は。
私は高校生で、友達関係について悩んでいたら、検索で細山先生のホームページに辿り着きました。
何故か私は幼稚園入学時からイジメ…といいますか、嫌がらせみたいな事を何かとされやすいのです。(ほとんどは嫉妬からです)
転校してから しばらくは良い交友関係だったのですが、1人だけ強い友達(性格はネガティブなんです)が居て、今月に入り、何か誤解を生んでしまったようで、日記に悪口みたいな事を一方的に書かれ、悩んでいました。
そこで、今日、細山先生のホームページを発見して、色々勉強させて頂きました。
中でも『心を楽にしてくれる考え方』のページの内容は、そう思うのは最初は難しいのですが、だんだんと自分に言い聞かせるうちに次第に心が楽になってきました。
これからどうしようか、どう付き合って行こうか凄く悩んでいた矢先だったので凄く良かったです。
これからもちょくちょく利用させて頂きます。
本当にありがとうございました!!
<細山のコメント> [2006.9.1]
高校生で本ホームページに出会い、フランクルの考え方などを知り、実行をしはじめたということはスバラシイことです! また、ウレシィ〜ことです!!
本HPの「ナビ1」の第4回(2006.4.14)、第5回(2006.5.1)の考え方、心の持ち方ができると、「イジメ」にあった体験を克服できるだけではなく、これから生きていく上で非常に役立ち、いい人生にすることができると思います。
フランクルを含めての深層心理学との出会いは、大人でも少ないと思いますし、ましてや高校生ではかなり少ないといえるのかもしれません。
つい最近、北海道の高校一年生が母親を殺してしまったり、山口県の高専生が女子同級生を殺してしまったりと、悲惨で気の毒な事件がまた起きてしまいました。今後も、残念ながら似たような事件が多く起こってしまうでしょう。
学校教育で深層心理学の基本をわかりやすく教え、「自分と人間の心の深層(真相)」を理解して、自分でコントロールできるようにしてあげることが必要になっていますが、残念ながら体系的に教えられる専門家(一般の心理学ではなく深層心理学)は、まだいないのではないかと思われます(いるのかもしれませんが、まだ知りません)。
細山は学生時代に家庭教師をしたり、また20代のときに小学校から高校まである私立学校で講師として算数と数学を教えていましたので、生徒が能力を伸ばしたり、悩みを解決して人間として成長をすることに役立ったときの喜びと同じ喜び、いや、それ以上の喜びを感じました。
[2014.4.3] 初期の構想、予告通りには更新、展開できず途中でストップしたことをお詫びいたします。「アート鑑賞セラピー」などの新しい提案をさせていただきましたので、必要であればご利用いただければ幸いです。
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[体験談2] [2013.3.8]
都内の中学校に通う中学2年生です。
あなたは心の悩み、病いを、どう解決しましたか?体験談をお寄せください…と言うことで、私のような症例はどこにでも転がっていると思いますが、メールさせて頂きました。解決はしてないけど。(笑)
私は、精神科に通院中の軽いリストカッターです。
初めての症状は、頭痛と吐き気、動悸でした。
階段を上ると「ドクンドクン」という耳鳴りのようなモノが聞こえるのです。初めは気のせいだと思い、そのまま過ごしていたのですが、そのうち学校を休むようになり父にバレてしまいました。
そして内科へと連れて行かれ、大ッ嫌いな採血をされました。嫌でした。痛いのは苦手です。無理です。
しかし内科でも異常は見つからず、ただ薬を貰うだけの日々が続きました。本当は1年程前から精神がおかしくなっていた私は、このままでは死んでしまうと思っていました。
そんな時、内科の担当医に「精神科に行ってみよう」と言われ精神科デビュー。ヒュー。内心喜びました。でも表面上は「…」です。喜んだら怪しまれると思ったので。
精神科へ行って、抑うつ状態という事や自殺願望等をたっぷりアピールしました。そうこうしているうちに病状が悪化してきたので、入院という事になったのです。はひー。
ビックリしました。入院を言いだしたのは私自身で、まさかそれが通るとは思わなかったからです。
入院生活は最初の一週間はとても楽しかったです。でもそこは病院。やはり色々なゴタゴタが起こるワケでありまして。人間関係がズタズタになりながら、私はそこで半年を過ごし、とても回復したかのように思えたのです。
…思えただけで、実際は回復するどころかもっと落ち込む事になりました。
今でも入院中に出来た友達とは交流があります。私の事を思って泣いてくれるいい友達です。一生の友達です。(笑)
今でも精神科に週1で通っています。
ここで少しお薬レポートをしたいと思います。
レンドルミン。私はこのお薬のゾロを貰っていました。ソレントミンです。全然効きません。飲み損です。
サイレースは寝つきは良くなるものの、すぐ起きてしまいます。
エビリファイ。これは効いているのかよく分からないお薬です。
主にはこれくらいです。他にもあるのですが、それはサイトにも載せてありますので…。
今は自分に「生きていたらディズニーへ行けるんだ、夢の国へ行けるんだ」と言い聞かせて頑張って生きています。ディズニー好きな私です。
それではここら辺で失礼します。
<細山のコメント> [2013.3.15+2014.3.8]
ディズニーが好きとのこと。ディズニーの作品をできるだけ多く見られるとよいと思います。
好きなこと、夢を持つことは、大変にいいことなので、好きなこと、夢をたくさん持って生きられることをお薦めします。
夢を実現しようと夢中で生きてるうちに、抑うつ状態や自殺願望がなくなっていくように思いますが、いかがでしょうか?
専門家によっては、リストカットは自分を確認するためにしているといいます。
薬物療法中心の治療を受けているように思います。薬物依存症になり始めているのではと思います。
本当は心理療法、カウンセリングなどを受けられるといいと思います。
ナビ1「心を楽にしてくれる考え方」を活用していただければと思います。
せっかくであれば「読書セラピー」に挑戦していただければ、解決できると思います。
「心の10段階」で説明をさせていただくと、小学生まではたぶん5段階、6段階の心の状態にあったと思われますが、中学生になってからイジメ?、あるいは劣等感をもつことになり、抑うつ状態という事や自殺願望などをもつようになったのではと推測しますが、いかがでしょうか?
いずれにしても、心を広げて深めて、第8段階になれば解決すると思います。
ナビ7「アート鑑賞セラピー」[2014.2.5]中の「テトテ」に掲載した作品をプレゼントをさせていただこうと思っています。
[体験談3] [2013.8.19]
-----Original Message----- From: sakikane4@ezweb.ne.jp Sent: Monday, August 19, 2013 4:56 PM 削除
リストカット辞めたいです。
カッターがないと、探して。無かったら買って。探すから時間がかかるんです。そのときは市販薬を1箱のんで。
それの繰り返しです・・・。
リストカットしてること知ってる先生はいます。
部活の顧問の先生。
「犬に引っかかれました」って言っても「やったんでしょ?」と言われて。帰り間際だったんで、「時間ないんで。戻ります」って言ったら、次の日保健室に呼ばれたんです。それで。本当のことを話してしまいました。
その先生。普段は黙ってるだけなんです。けど、私が深くやってしまったとき、必ず、声をかけてくれて。
でも、私はほとんど黙ってるんですが。
話すとき必ず私は泣いて。過呼吸になるんです。でも、先生は優しくやってくれて。
私はその先生に「迷惑かけてるな。」って思ってるんです。
こんな私なんか死んじゃえば早いじゃないですか。「無視すればいいのに。そしたら、先生も傷つかなくて済むのに。」って思ってます。
こんな私でも夢と好きな人がいるんです。でも、リストカットを辞められません。夢はダンサーになる。そして、養護教諭になる。好きな人はジャニーズアイドルの嵐さんです。
でも、最近、「こんな私人を好きになっちゃいけない。こんな私。ジャニーズアイドルなんか好きでいちゃいけないよ。」って思ってるんです。
どう思いますか?
そして、私はどんな心の病気なんですか?
メール。返信してくれると嬉しいです。
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<細山のコメント> [2013.8.21+2014.3.8]
ナビ1「心を楽にしてくれる考え方」を活用してください。
たとえば、「リストカット、やめられました」と毎日、朝昼晩、そして寝るときに10回位ずつ称えると、やめられるようになると思います。
これは祈りであるとともに、自己暗示の方法で効き目があると思います。
リストカットをしたくなるのは、大きな劣等感(コンプレックス)を持っているためではないかと思います。
友達関係(いじめ?)や親子関係など、人間関係がうまくいっていないことにも原因があるかもしれません。
夢があり好きな人がいるのはいいことです。
ダンサーになり、養護教員になるという夢を実現するために真剣に努力をして、自信を持てるようになれば、リストカットをしたいという感情はなくなると思います。
ダンスや教員の仕事を通して人々に感動をあたえられるようになり、社会に貢献でき、お役にたてるようになると、生きる喜びがわいてくると思います。
せっかくであれば「読書セラピー」に挑戦していただければ、解決できると思います。
「心の10段階」で説明をさせていただくと、小学生まではたぶん5段階、6段階の心の状態にあったと思われますが、中学生になってからイジメ?、あるいは劣等感をもつことになり、抑うつ状態という事や自殺願望などをもつようになったのではと推測しますが、いかがでしょうか? あるいは親子関係?
いずれにしても、心を広げて深めて、第8段階になれば解決すると思います。
ナビ7「アート鑑賞セラピー」[2014.2.5]中の「テトテ」に掲載した作品をプレゼントをさせていただこうと思っています。
[体験談4] (2009.12.12)
「私の精神科歴」
私は普通の私立校に通っている、高校三年生です。体験談を募集と書いてるのを目にしたのですが、私のような人は沢山いると思いながらもメールさせていただいてます。
高校一年の時(3月)にはじめてリストカットをしました。原因を応えてしまえば、他人のせいになってしまうので深くお応えできませんが、「不安とストレス」が一番に関係していたと思います。
リストカットは次第にひどくなり、学校では毎日、教室で「切っちゃった☆」なんて言って、みんなを引き寄せるつもりがみんなは避けていきました。
医者にかかったのは、不眠と落ち着きがないことで一時は心療内科に通ってました。そこでは、ハルシオン、サイレース…などを処方されました。
三年になるまでは、ここで診てもらっていましたが医者を変えてみることにしました。
待合室はいい雰囲気なんですが、医者がどうもあわずに2回いって終わりました。さようなら〜。
薬はレンドルミンなど処方されました。
二年生の頃によく大量服用(以後、OD)をしていて、はじめてしたときは記憶がブッ飛んでましたよ。あひぃー。(汗)
エスカレートしすぎて一度70錠を家で服用しふらふら〜。タフなもので、服用して薬が抜けない中ボランティアしてました。(笑)
どうにかこうにかODをしたくなり、母の薬、マイスリーなどをとって学校で服用し、自殺をはかろとしたところ7月に精神科閉鎖病棟に入院になりました。うひゃぁぁい☆
1ヶ月半の入院でした。はじめは最年少でした。個室だったからよかったのですが、まわりは珍しげに私を見ます。(汗)
分裂の男性が私によく近づき、機嫌がよければ良くして、悪ければ八つ当たり。部屋に隠っても外から部屋は見えるので怖い、こわい…。
入院して2週間後に1つ年下の女の子が入院してきました。すぐに仲良くなりました。彼女は自律神経失調症らしく、目がやばかったです…。(汗)
私の診断は躁鬱でしたが、薬が一気に減ってしまい悲しくなりました。(泣)
入院生活は毎日同じ事で、外の暑さなんて感じられません。設定は、ナースステーションでするので争いはありませんでした。
次第に起床時間にもなれ、ナースの死角もわかり、部屋には机が設置され、消灯時間(21:30)過ぎても作業してました。
病院生活は色々な人がいて楽しかったです!
<細山の感想、コメントなど> [2009.12.23]
ご本人も書かれていますが、リストカットなどをする若い人が増えているようです。
心療内科や精神科では「薬物療法」を受けられたようですが、「薬物依存症」になっているように思われます。
薬は症状を抑えたり軽くする効果がありますが、根本的な治療には「精神(心理)療法」がいいようです。
しかし現在の日本においては、「精神(心理)療法」をしている精神科や心療内科は少なく、「薬物療法」が全盛になっています。
現在、日本の医療制度では「心理(精神)療法」ができる臨床心理士にかかりやすいようにはなっていないようで、大きな課題があるようです。
学校にまだ行かれていて、学校にカウンセラーがいるのであれば悩みを相談したり、担任や信頼できる先生に相談することがよいと思います。
もし信頼できる先生や大人がいないという場合には、前回(下記)の自傷行為をしている21歳の女性、五十嵐莉依さんのときにも書きましたが、「薬物療法」を続けながらも、小生の本HP(ナビ1,2,3)で紹介をしたフランクルやアドラー、エリクソン、ユング、フロイトなどの本を読まれることをお薦めいたします。
「読書療法」になります。
深層心理学的にみたときには、心を発達させることができれば心の病は治ります。
まだ「心の発達」の途上にあるために、いろいろな症状がでて苦しむわけです。
「読書療法」は自らの「心の世界」を広げて、心の病を治すことに役立ちます。
それと、特定の宗教や宗派に入る必要はありませんが、宗教的な考え方(自分のためだけではなく他者のために生きることなど)を学んだり、「祈り」「感謝」をするという習慣をもたれることをお薦めいたします。
「祈り療法」あるいは「感謝療法」ともいえます。
「重い心」が軽くなってくると思います。
ふだんお寺や神社などにはあまり行かれないのではないかと思いますが、心が安らぎますので、お参りしてみることもお薦めします。
最近、心の病になる人が増えているのは、日本人の生活における「宗教離れ」が遠因のようにも思われます。
宗教を非科学的なもの、非現実的なことと思ってしまう人が多いようですが、宗教は人間の精神性を高めて心を発達させるためには不可欠なもので、人類の科学的な知恵を含む大きな宝庫であると思います。
宗教には、「精神(心理)療法」の要素が含まれているようです。
これらのことは今後の研究、再発見が必要ですが、新新宗教や新宗教などの新しい宗教よりも、逆に古い伝統を持った信頼できる宗教、宗派が無難でいいでしょう。
いずれにしても、あなたが心を発達・進化させて、心の病が治ることを心からお祈りいたします。
もし上記のことを実践されて心の病が治ったときには、またメールをくださいね。
なお日本全体の話になりますが、自殺者がここ12年連続で毎年3万人以上になる現状において、人々が安い料金で臨床心理士にかかれるように、政府や行政はするべきであると思います。
あるいは自殺願望の強い本当に困っている人の場合には、無料でかかれるようにするくらいの大胆な制度が必要になっていると思います。
不況であることは、単に経済的な問題だけではなく、日本人の精神的な荒廃をも進ませているように感じます。
自分だけよければいいと思っている人が、若者に限らずに大人でも多くなっています。
日本人の心の世界を発達、進化させるためには、多数の臨床心理士がもっと活躍できるような社会にする必要があるでしょう。
そうすれば、不況の中で雇用を増やすことにもなります。
ところで、不況を克服する理論をつくった経済学者にケインズがいますが、彼は政府が公共事業に投資をすると所得や雇用を数倍にする乗数効果があることを指摘しました。
しかし、彼はたとえば道路の穴を掘る仕事にもその効果があるとしたため、後に彼の乗数理論が疑問視されるようになったことがあります。
公共投資をすればなんでも効果が数倍になるというわけにはいかないようで、数倍になる、あるいは数倍にするためには大いなる工夫が必要なようです。
多数の臨床心理士が活躍するような社会にできれば、心の病にかかったり自殺をしてしまう人々を救えます。
救われた人々が働いて社会貢献をしたり、社会的な成功をすれば、雇用が増えて多くの人々の所得も増えることになるでしょう。
心の病にかかったり自殺未遂者の「心の発達・進化」の成功例は、日本人が精神的に深まり高くなって豊かになるためにも必要なことです。
コンクリートより人にお金を使うことは、乗数効果を高める可能性があり期待できます。
「心の病になったり自殺願望の強い人には無料で臨床心理士にかかれるようにします」とマニフェストに掲げる大胆な政党が現われることを期待したいと思う。
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先日、自傷行為をしているという21歳の女性、五十嵐莉依(ハンドルネーム)さんから約3万字くらいの長文の体験談をメールでいただいた。彼女はメンタルサイト「マシュマロ姫」を製作・運営しています。本文中に[
「心のリンク」(ナビ4)にも]、リンクをしておきましたので、あわせてお読みください。
文字が小さいのですが、彼女の心理状態も表していると思いましたので、メールのママにしました。
[体験談5] (2008.8.28)
はじめに…
死にたいから切ってるんじゃないよ。
同情されたくて切ってるんじゃないよ。
追い詰められて苦しかったんだ。
可愛そうなんて言われたくないよ。
私は可愛そうなんかじゃない。
少し疲れただけ。そう、疲れたの。
現実逃避したくって剃刀を手にした。
そっと腕を切ってみた。
どうしてだろう…。
温かい血が流れたとたん、自然に涙がこぼれてきた。
もう一度切ってみた。
どうしてだろう…。
罪悪感と生きる希望がわいてきた。
「死にたいの…誰か助けて」
「腕切っちゃった…誰にも理解されない」
「人が怖い…学校も親も嫌い。消えたい」
これは少女達が唯一、自分の存在を主張できるネット世界で、ホームページ(ホムペと省略される)と呼ばれる自分だけの架空の居場所を作り、主に精神病についてブログや詩、掲示板などで頻繁に目にする、ごくありふれた言葉なのです。
ちなみに、このように精神病を扱うサイトを一般的に「メンタルサイト」と呼びます。
そこで少女達はハンドルネームを使い、自分の考えや不満不安を自由に書くのですね。
リストカットやアームカット、さらには体全体に傷を付けるボディーカット、自分で注射器で血を抜く瀉血と呼ばれる行為を行う事を「自傷自分」と言い、メンタルサイトでは自傷した時の画像や動画を載せる事も、この空間では決して異様な事では無いのですよ。
自傷で使われる代表的な道具といえば、剃刀やカッター、医療用メスに注射器などです。私は主に剃刀と注射針愛好家。自傷行動が趣味になっちゃってます。ははは…。
ちなみに、自傷という行為は自殺する為の手段としては、決して賢い方法では無いっすね。それは彼女達自身が一番よくわかっていると思います。
「首吊りか飛び降りが確実だよね〜」なんて会話も、彼女達の間では普通に使われとるわけよ。
彼女達の多くは心になんらかの消えない傷を負っていたり、自分の心の声を口にするのが上手くない「甘え下手」なんじゃないかと私は考えるのです。うん。
私は個人的に、メディアなんかで使われてる「心の闇」って響きが嫌いです。なんか違和感感じちゃうんだよなぁ。
体の病気と同じく、ココロ系の病気にも沢山種類があるのですよ。
リストカッター
最近では、鬱病に関して多少は理解され始めているようですが、私がメンクリ(メンタツクリニック)で診断された「社会不安障害」など、他のココロ系の病はまだまだ一般的に知られていませんよね。
私もネットの世界では「五十嵐莉依」と言うハンドルネームを使い「マシュマロ姫」という名前のメンタル系ホムペを製作、管理しちょります。
私と少女達の共通点…。
「貝殻印の剃刀と内科では処方されない沢山の薬を持って…」
皆様、お願いです。今この瞬間も孤独や差別、そして病気と闘っている少女達がいる事を忘れないで下さい。
皆、自分なりに懸命に生きているのです。
腕と心に沢山の傷を抱えて…。
「死んでしまいたい…」みんなはそんな事を考えた事はありませんか?私はしょっちゅうあります。特に、人間関係が煩わしくなると無意識にそんな風に考えてしまったり…。ぐはっ。
私が「五十嵐莉依」として接してきたネット上の少女達は、一見明るく振舞っていても心と腕には無数の生々しい傷を抱えていたりするのです。
最初に書いたように自傷行動は自殺するには有効な手段ではないんどす。はい。鋭い痛みと1リットルにも及ばない出血、そして体に痛々しい傷跡を残すだけなのです。残念ながら…。
ドラマなんかでありがちな、剃刀で浅〜く手首を切っただけで救急車で運ばれて重体なんて展開…現実にはまずありえない!
まぁ、手首でも切り落とせばそんな事にもなるだろうけど、そこまでして死にたいなら、首吊りか飛び降りのが何倍も成功率は上がると思います。ま、リストカッターでアームカット、瀉血(注射針で自己採血する自傷行動の一つ)までしてる私が言うのもなんですが、そんな根性なかとです(苦笑)元々私はグロテスクな物が嫌いなんで…って、こんな事言って誰が信用しますでしょう?ははは。
私は自分のブログで「自傷行動が趣味」と公言しています。自殺願望はあまり無いかと自分では思っています…が、何度かやりましたね。自殺未遂。
これまでOD(オーバードーズ)での自殺失敗が1回、瀉血での自殺失敗が覚えているだけで5回、リストカットでは貧血にすらなった事がない。
たくまし過ぎるぜ私の体!
死ねない事はわかっていても、私は自分を傷つける行為を辞めませんでした。気づくのが遅かった…。気づいた時には、私にとって自傷行為は只のストレス発散の方法になっていたのです。
流れ出るドス黒く暖かい血が、自分の腕から流れ出るのをウットリ見つめてはニヤニヤする…なんて行動を繰り返しては、自分だけの癒しの趣味を見つけたような感覚にとらわれていました。
もっとたくさん…血が見たい…。
私がリストカットを始めたキッカケは、彼との些細な喧嘩が原因でした。
当時、神戸と大阪という中途半端な距離の遠距離恋愛をしていた私達は、お互い寂しさもつのって電話で口論に…。
その頃彼に対して言いたいことの半分も言えなかった私は、彼に何を言われても只泣くばかりで、反論も一切出来なかったのです。彼とのはじめての喧嘩で、私の心の中は絶望感でいっぱい。
そこで私はある事を思いつきました。自分の気持ちをぶつける方法を。
「確か剃刀で手首切ったら死ねるんだよね…」そう考えた私は夜中に家を飛び出し、泣きはらした目のまま近所のドラッグストアへ走りました。その時に貝殻印の剃刀を購入。意外と冷静なのが、ちゃんと消毒液と包帯まで買っていたのだ。だけれど、初めてのリストカットはとても怖くて、結局私は手首にかすり傷をつけただけで終わった。
この時私は心の中で「自分はなんて勇気の無い人間なんだ…」と、妙なところで落ちこんでいました。ぐはっ。
それからというものの、自分の理想とするリストカット(救急車で運ばれるような強烈な)をしたい!と、変な負けす嫌い精神を発揮した。もう本当に言いようのない馬鹿です(笑)
私はもう自分で自分をコントロール出来なくなっていました。
毎日毎日、泣きながら剃刀で自分の腕を血まみれにしては、見えない恐怖や現実から逃げ続けました。いや、現実逃避出来ると自分に言い聞かせていたんです。
不思議なのが、腕を切った後は安心して眠れるのです。いわば安眠方法。すこぶる体に悪い安眠法です(笑)
しかし、頻繁に繰り返されるリストカットとアームカット。心は自傷行動で救われても、腕には無数の傷跡が当然残りました…。傷跡の上から、更に切ったりしていましたから。
で、ここで問題発生。傷跡が目立つ…。当然彼氏にも私の自傷癖はスグにバレました(そりゃそうだ)
最初の頃はとても心配され怒られもしましたが、彼もいい加減呆れたのでしょう。今では何も言われません。
きっと、私が彼から幾度となく「そんな事は辞めろ」と言われても、それを拒否し続けて、更には通販で購入した注射針まで使って瀉血をおこなう異様な行動に「コイツに何を言っても無駄だな」と判断したんでしょうね。うんうん。
辞めろと言われて辞められるなら、そんな簡単な事はありませんよ。
辞められない、止められない自傷行動♪です。むふふ。
私のメンヘラ七つ道具
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リスカに限らず、その他の自傷にも使ってる道具やら、宝物をご紹介〜。
これから紹介する物は、全部私がいつも鞄に入れて持ち歩いてる物です。みんな引くなよ〜(笑)
@剃刀。まずはやっぱり剃刀ちゃんですね。これは基本。私は主に貝殻印の剃刀ちゃんを愛用してます。ここの剃刀は自傷ラー様みんなに人気ありますね〜。簡単に手に入るし、切れ味がいいからでしょうか。
Aガーゼと包帯と消毒液。これは自傷しちゃった後に使います。
意外と消毒をちゃんとしてない人も多いんですが、ちゃんと消毒しないとダメですぜい。包帯は個人的にピンク色の包帯が好きで、ピンク色の包帯を見つけては買いあさってます。個人的には黒色の包帯も出して欲しいですねぇ。まぁ、見た目としては「真っ白な包帯が血液の赤で染まっていく…」のが一番綺麗ですけどねぇ〜。むふふ。
Bリストバンド、ブレスレット。これは凄く便利ですね。手首を切った時に、包帯の上からリストバンドをつけます。元々シンプルなパンクファッションが好きな私にとってはマストなアイテムっす。
さすがに、二の腕なんかを切っちゃうと、これは役には立ちませんが、手首くらいなら余裕で隠せちゃいますから。よく包帯からあふれ出した血でリストバンドを汚しちゃうので、これもピンクの包帯同様、お気に入りを見つけると即買いっすね。
Cサングラスか帽子。これは視線が怖い私には、とっても重要な物なんです。いつもは眼鏡をかけて生活してますけど、人ごみに行かなきゃならない時は眼鏡の変わりにサングラスをします。キャップの帽子なら、多少は人の視線を気にしなくていいですからね。これかなり効果的ですぜ〜。奥さん(誰だよ)。
D音楽プレイヤー。こいつもサングラスと同じく、外の世界と自分を遮断する為に使います。自分の好きな音楽を聴いてると、なんだか少し安心しますしね。
サングラスかけて、音楽聴いて、下向いて歩くのが一番落ち着きます。「誰も私に近寄るな〜…」なんてオーラを出しながら歩いてます。
一度、偶然に街で母親とすれ違った時に「あんた何でそんな下向いてあるいてるん?」と指摘されましたが、「いや、ちょっと歩き疲れてさ…あはは」なんて言ってごまかした事を思い出します。
私の両親は、私が自傷している事はなんとなく知っているようですが、私の病気の事までは知りません。差別したり、罵るような事はされないでしょうが、余計な心配をかけたくないもんでね…。バレタらバレタで仕方ないです。笑い話として報告します。はい。親が笑ってくれるかはわかりませんがね(苦笑)
変態な娘に育ってすいやせん。これからもメンヘラ道を駆け上がります。ぐふっ。
Eお薬。これがないと私はさらにダメ人間になっちまいます。
現在処方されているお薬を、いくつものピルケースに入れて持ち歩いてます。電車やら街中でパニックになったら飲んでますよぉ。何故か中には、私には処方されてない薬が入ってるとか、いないとか…。それはお友達からの貢ぎ物とか、違うとか…。永遠の謎。ミステリーなのねん。
Fお注射セット。ピルケースの中には注射針と駆血帯の変わりになる紐が。自分の家以外で自傷行動をすることはあまりありませんが、持ってるだけで安心出来る、私のお守りでございます。
最初はなかなか血管にヒットしませんでしたが、ある日針を腕にぶっ刺したら、見事にビュワー!と血管にヒットして私は歓喜の祭りをあげたもんです。うひょひょひょ。それからというもの、私は瀉血の虜になり、とりつかれたように貧血でクラクラするまで瀉血し続けました。
しかし、少しばかり調子に乗りすぎまして、一度本気でバタンッと倒れ皆に心配をかけてしまったので、それからは出血の量をセーブしながら楽しんでます。って、アホな事ばかり書きすぎだな私。でもでも、私の考えに賛同してくださる方は沢山います。以外に多いんですよ〜瀉血愛好家様は。
あ、でも決して真似されませぬように。こんなことをするのは、私みたいな変態ですからねん。ひひひ…ってフォローになってませんね。…いやいや、全てフィクションですがな。フィクション。
自分を傷つける理由
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今まで何度も、この事について自分なりに考えてみた。
私の場合は「現実逃避」をしたいって気持ちと、「理想と現実のギャップ」に悩んで自傷行動をしていると思うのです。
こんな状態は嫌じゃ〜!とか、なんで私は普通の事が普通に出来ないんだよ〜!って、マイナスの方向に脳みそが引っ張られると、もう駄目。
隠してある剃刀と注射針を持って、風呂場に駆け込んでますね。
なんで風呂場なんじゃ?と聞かれると、単純に自傷行動をした後の片付けが楽だからっす。どんなに血だらけになっても、シャワーで流しちゃえば綺麗サッパリなんですねぇ。
血の付いたティッシュなんて、家族とか恋人にバレたら何を言われるか…。気づかないうちに、絨毯に血がついてて「お前またやったな〜」なんて言われるのは鬱陶しいから勘弁です(おい)
その点、風呂場でなら自分がヘボしなければ、完璧な証拠隠滅が出来ますからね。ふふふ。
自傷する理由…。これは本当に人それぞれなんですよね。
私の場合は「現実逃避」と「理想と現実のギャップ」に悩んでやっちまうと書きましたが、色んな人の話を聞くと「誰かに助けを求めたい」って人や、自傷することによって「相手を精神的に傷つけたい」なんて事もあるようです。あと「自分の存在確認」や「寂しくて…」なんて理由もあったりするんです。
自傷行動っていうのは一般的には剃刀を使って…と思ってる人が多いみたいですが、私みたいに注射針で自己採血しゃうなんて変人もいちょります。はい。
他にも、額を壁にガスガス打ちつけてみたり、壁なんかを思いっきり殴る、爪で思いっきり皮膚をウリャッ!と引っかく、腕なんかをガブッ!と噛みまくるなんてのも立派な自傷行動なんですなぁ。私よくやってますわぁ…(苦笑)
最近は大分、自分の自傷行動をコントロール出来るようになってきちょる気がします。
でもまぁ、まだまだ「自傷卒業」までは程遠いってのが現実っす。
精神科
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精神科。彼に精神科へ行く事を進められました(苦笑)
彼に精神科を進められた事により、私は始めてココロ系の病気の恐ろしさと、メンタル系ホムペの存在を知ったのです。
私は彼に言われるがまま、初めて精神科なる所へ行ってみました。
内心かなりビビりながらも、受付で渡された問診表に出来るだけ詳しく自分の症状を書いてみた。正直にね。
「落ち込みが激しい。人の視線が怖い。リストカットをしている」と。
それをまた受付に提出して、自分の名前が呼ばれるのを待っておりました。待ち時間2分。私は立ち上がって診察室へ。
ちなみに、後で知った事なのですがこの精神科はネット上でかなり評判が悪いと書かれていた事を知りました…(汗)
いざ診察室へ!
緊張しながらも「この可笑しな精神状態を治してもらうんじゃー」と意気込んでいた私は、極度の緊張で先生と目も合わせられないのにベラベラと自分の状態を細かく説明しました。
すると先生が一言「じゃあ薬出しますね」と。おいおい…今の話聞いてたんか〜。ぐぁ。私の望んでいたアドバイス的な会話は一切無しで、いきなりハルシオンやらデパスやらを処方されました。診察終了の先生の最後の言葉は「腕は切らないで下さい」だって…。
「切るなって言われて済むならココには来ないちゅーの!」と思いながらも、適当に相槌をうって初・精神科は終了したのです。
それかも何度とこの病院には通院しましたが、先生の冷たい態度と視線が気になるんですって言う私の言葉は無視されて、ついに病院通いは辞めてしまいました。今でも思い出すと腹の立つ医者です。ふがっ。あんな奴が精神科の医者でいいんかいな…と今でも思いますね。
この時診断された私の病気は「鬱病」と「不眠症」です。自分でも予想はしていた答えだったので、感想としてはヤッパリかぁ〜…ってなもんです。
病院で出された薬はキチンと飲んでいました。イライラしたり落ち込んだらデパス。寝る時にはハルシオンと。デパスに関しての個人的な感想はイマイチ…ですね。まぁ最初の頃は数飲めば効きました。ぽわ〜んとマッタリした感覚になりましたし。
ちなみにこの頃寝つきが悪いと言う父親に、ハルシオン1錠飲ませてみたら見事に爆睡しちょりました。耐性がついてない人には良い薬だと思います。スコーンと寝れますから。
鬱だった頃の私
始めて精神科に行って、私へと下された病名。それが鬱病でした。
精神科へ行く前に、ネットやら本で鬱病という病気があると知っていた私は、先生に「鬱病ですね」と言わた時に「やっぱりか〜…」と思っていましたね。
病院に行く前に、ネットで「セルフ鬱病チェック」をやってみた時に「鬱病の可能性があります。すぐに病院へ行くことをオススメします」なんて言われていましたからねぇ。
もう本当に、この時の私の精神状態は酷いものでした。
意味も無いのに突然泣き出したり、自傷行動は日に日に悪くなるし、ひたすら自分を責めてばかりいました。
綺麗な花なんかを見ると「花って綺麗だよね…。なのに私の腕はこんなにも汚い…もう嫌」なんて思い突然号泣したり、自分と同世代の女の子の綺麗な腕を見ては「私はもう、あんな綺麗な腕には戻れない…消えちゃいたい」ナドナド物事を全て悪い方へと考えて、家に引きこもって泣きじゃくっていました。今、当時を思い出しても悲惨な状況しか思い出せません…。それほど私はヤバかったんでしょうなぁ。うんうん。
この頃に瀉血という新しい自傷の方法を考えついたり、首吊りを決行しようとしたり、彼氏にも泣き喚いて本当にたくさん迷惑をかけてしまいました。
しかし、私の鬱は幸いにも軽いものだったようで、1年とたたないうちに症状はみるみる改善したのです。
神戸へ行く
病院にも通わなくなってしばらくしてから、彼から「一緒に住もう」との申し出がありました。こりゃ行くっきゃねぇ!と思った私は親に「神戸へ行きます」と一方的に告げて神戸へGO!私の両親は何の反対もせず、そうですか〜ってな感じで送り出してくれました。負担が減ったわなんて思われてたりして…ううう。まぁ反対されるよりはいいですけどぉ(汗)
私と彼は神戸で同棲開始。この頃は少し私の精神状態も安定していたみたいでしたが、しばらくするとヤッパリあの癖が出てしまいました…。はい、リストカットしちゃったんです。段々と恐怖心も無くなってきた私は、二の腕を紐できつく縛ってから左腕全体を切るようになっていました。二の腕を縛ると浅い傷でもよく血が出るんですよ。この頃には完全に血が見たいってだけでリストカットやらアームカット、さらに太ももを切ったりするボディーカットまで行っていました。
さらにさらに、通販で注射針を購入した私は二の腕や手の甲、足の甲からの瀉血遊びを始めました…。
これにはさすがに彼も驚き、また私に病院を勧めてきたのです。
思い返せば、この頃が一番自傷行動が酷かったように思います。
自分自身のホムペでも堂々と自傷画像を載せたりしてましたから…。
ゲーマー彼氏と自傷ラー彼女
さて。アホなことばっかり書いてる私ですけども、これでも一応彼氏なる人がおります。ただいま彼と、彼の両親と一緒に住んでます。ちなみにメタボリックな彼氏です。ぐはっ。
で、ここで問題なのが彼がゲーマーなんざんすよ。本当に呆れるぐらい。休みの日なんて一日中ゲームしてますからね、この人。私の自傷癖なんかよりも、ゲームに関しては異常なまでに執着して、殺気を漂わせるんです。おぉ〜怖い怖い。
でも彼の「病院に行こう」という発言のお陰で、私の精神状態もだいぶん楽になりましたからねぇ〜。感謝せねばバチが当たります。
にしても、ゲームもほどほどにして欲しいっす(汗)
私が話しかけても、ゲームしてる時には上の空…。たまに本気でゲームの本体を破壊してやりたくなります。はい。
自分がゲームしてる時は人の話なんて聞きもしやがらねぇのに、私が拗ねてお薬達飲んで寝ようとしたら必死に引き止めてきます。そこで私が反撃。
「もう薬飲んだんだから寝かせてよ〜!一生ゲームしてろ!アホ〜」と叫んで布団に潜り込むと、急に甘えてきやがります。はい。
「ごめんって〜」とか「怒ってるん?」とか聞いてくるのでシカト…(おい)
たまに喧嘩になって大騒ぎにもなったりしますが、私の異常なまでの自傷への愛と、メンタルに関して理解してくれている彼は、ある意味器がデカイな〜と考えさせられますね。
だって普通、彼女とか恋人がメンヘルなんて知ったら引かれたりするじゃないですか。なのに彼は私がココロ系にホムペを作っていると知っても驚きませんでしたし、なおかつ一緒にホムペのタイトルまで考えてくれちゃったり…。うごうご。
私にとって彼は、最強の友達であり、家族であり、ときどき恋人なんですね。
私のメンタルが治るのが先が、彼がゲーマーから卒業するのが先か、それは神のみぞ知る…です。(たぶん彼のゲームへの情熱が消える事は無さそうっす。はぁ〜…)
対人恐怖症
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神戸で通い始めた病院は精神科では無く、心療内科でした。メンタルクリニックと呼んだりもしますねぇ。精神科と対したち違いはありませんが、心療内科と看板を掲げている方が患者にとっては気構えせずに行けるようになっています。
私は驚きました。まず、病院自体の雰囲気が以前通院していた精神科より断然心地いい!お洒落な観葉植物が置いてあったり、待合室のソファーや壁の色も凄く可愛い。雑誌やらテレビもあるからリラックス出来るし。
病院によってこんなにも差があるのか…と少し考えさせられましたね(笑)
ここでもまた問診表を書いて提出。待ち時間は少し長かったのですが、テレビが観られるお陰で退屈しませんでした。
名前を呼ばれてウリャーと診察室へ。
診察室も凄い…。血圧を測る機械や体重計、それにデカデカと最新のパソコンが先生の目の前に置かれていました。
緊張しながらも優しそうなオジサン先生の質問に答えていきました。自傷癖についてはあまり深くは聞かれませんでしたが、人の視線が怖いんです…と言う、私が書いた問診表を見ながらその事について色々と質問されました。勿論、正直に出来るだけありのまま答えました。
すると先生に「対人恐怖症の症状が強いねぇ」と、子供に言い聞かせるような優しい口調でアッサリ新しい病名を告げられました。これまたビックリ。
私がポカーンとしていると対人恐怖症の症状について詳しく説明されました。その症状がまさしく長年私が悩まされていた精神状態そのもの。ズバリ言い当てられて、私はただただ頷く事しか出来ませんでした。
お薬も増えて、デパスとハルシオン以外にもジェイゾロフトやらロヒプノールやらと、ありとあらゆる薬を処方されました。特に就寝薬として処方されたレスリンは効果抜群!心の中と、私のブログの中でレスリン君は素晴らしい薬bPとしてあがめられました(笑)
診断名・社会恐怖症
私が通院している心療内科で診断書を渡されました。
そこに「主たる精神障害」という欄にデカデカと「社会恐怖症」と書かれていました。
次に「従たる精神状態」の欄に「抑うつ状態・妄想性障害」と…。
なにもこんなにデカデカ書かなくても〜…ってくらいに太字で書いてあります。なんかコレ見ると、あぁ〜やっぱり私は可笑しいんだ…と考えちゃいますね。そしてちょっぴり落ち込んでみたり。ま、これが現実ですな。仕方ねぇ。
で、発病から現在までの病歴と書かれた所に「物心ついた頃から外出するのが嫌だった。小学校高学年は学校に行きたくなかった。皆で集まったりすると、息がしにくかったり緊張する。中学で強くなった。中卒後はバイトなどしていた。外を歩くと見られていると思い、しんどくって息がしにくくなる。平成17年にはリストカットをしていたが、H17年3月頃から11月頃まで精神科クリニックに通院し睡眠剤、安定剤と抗うつ剤をもらって症状は軽快してたので平成18年10月頃にはリストカットはなかった。H18年11月頃から彼氏と一緒に暮らしているが、最近再び症状が強くなり当クリニックを初診する」なんて事が書かれてます。
これ、私が先生に診察の時に話したまんまや〜ん!(笑)
なんていうか…もっと先生らしい文章と見解を期待してたのにガッカリ。
こんな診断書で3千円以上とるんだから、儲けもんだよななんて思っちゃったり。それに自傷に関して、この先生かなり無関心なんだよねぇ。
私が「注射針で自分で採血してます…」と話したら、思いっきり引いてたし。いやいや、自分でも頭可笑しいって事は重々わかってて発言してるんですよ。でもちゃんと自分の事は話さないと治らないと思って、勇気出して言ったのにぃ。うぐぇ。
先生ものすごい顔して、無理やりに笑顔作ってましたけど、あんまりにも不自然な笑顔で思わず私が笑いそうになりましたよ。
先生へ、驚かせてごめんなさいです。でも、もう少し自然な笑顔が出来るように頑張りましょう(お前が言うな)
さてさて、一般的にこの社会不安障害(SAD)という病気は、鬱病や他のココロ系の病気と違って「幼少期」に発病する事が多く、そのせいか社会不安障害の症状が明らかに強くでていても「これが私の性格なんだ」とか「自分がもっと頑張ればいいんだ」と思い込みがちなのが難点だと思いますね。う〜ん…。
鬱病は、最近になって、やっと一般的に知られるようになった病気ですが、社会不安障害はまだまだ知らない方のほうが凄く多いですよね。このままじゃいけない!と私は思うのです。
いつも「なんで鬱関連の本はこんなに沢山あるのに、社会不安障害は全然無いんじゃ〜!」と私の怒りをかっていますよ。けっ。
ココロ系の病気は放っておけば大変な事になるんです。他のココロ系の病気を併発したり、最悪自殺してしまう人も珍しくありません。だからこそ、最初は凄く怖いと思うけどメンタルクリニックへぜひ行って欲しいのですよ。
「一人で頑張って治そうとしないこと」そして「メンタルクリニックへ行く事を恥ずかしがらないこと」です。
私みたいな社会不安障害で、自傷癖もある血液大好き変態人間も、メンタルクリニックへ行ってるんですよ。大丈夫。大丈夫。クリニックの先生は、色んなココロ系の患者さんを診てるんです。
最初は上手く話せないかもしれないって思ったら、自分の症状や悩みを手紙に書いて先生に渡せばいいんです。この方法は結構使えますよん。病院で書く問診表よりも、何倍も貴方や貴女の気持ちが伝わります。オススメっす。無理に話そうとか、目を合わせなくちゃなんて考えなくていいんです。頷いて「YES]と伝えたり、首を横に振って「NO」の意思表現をすればいいんです。私も最初はこの方法使ってましたから。
私なんて最近じゃ、先生に「あの薬出してよ〜」なんてワガママを言えるまでに成長しましたから。ひょほほ。
明るく楽しくリストカッター
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お薬達を飲んでみよう
今現在、私はメンタルクリニックでジェイゾロフト、ハルシオン、ロヒプノール、セロクエル、レスリン、デパス、PZC、ランドセン、レンドルミンを処方されとるわけなんですが、イマイチ効果がわからない薬も多いんですよねぇ。
就寝時にだされている睡眠薬は効果バッチリなんですが、自傷行動したくなった時に飲んでくださいな〜と処方されたPZCは効きめがよくわかりません。まぁ気休めに飲むって感じですね。はい。
基本的にお薬とお酒の相性は良くないし、一緒に飲むと薬が効きすぎてダメらしいんですが、私はよくやっちゃいます。
発泡酒片手にお薬ガボガボ飲んじゃったりね。肝臓には負担かけてます。にゃはは…。
元々お酒に強い方ではないんでスグにヘロンヘロンになります。自暴自棄になっちゃった時には、寝逃げかお酒を飲むのも私には良い気分転換になります。って、こんなこと先生に言ったら怒られそうやわ(苦笑)
薬減らされたら嫌だから内緒にしてますけどね。効かなくても、沢山お薬あるほうが安心するでしょ?薬が無くなると不安でしょうがないんですわい。これじゃ完璧なお薬依存だけどぉ…まぁいいじゃないかぁ〜(いいのかよ)
いつか上手にお薬達と付き合っていけたらいいなぁ。
一応、今のところはちゃんと先生に言われた通り飲んでますよん。たまに勝手に睡眠薬の量増やしちゃうけどね。もふっ。
私の愛するレスリンとハルシオンちゃん。これからも仲良くしてね。
明るく楽しくリストカッター
みんな健康どすか?心と体、どちらも健康第一だな〜…と最近しみじみと思います。
心はおいといて、体が健康じゃないとリストカットも出来ませんからねぇ(そこかい)
私も一人のリストカッターとして、自傷をなかなか辞められない変わりに「自傷を続けるなら、死なない程度にほどほどに健康でいよう」と、少し…いやかなり?矛盾した考えを持っちょります。
自傷してしまって、かなり出血が多い時には安静にして、水分沢山とって、鉄剤なんかのサプリメントを飲むようにしてます。
貧血で救急車でピーポーピーポーと運ばれる…なんて状態に少し憧れちゃうところはありますが、現実本当にそんな事になったら周りの人間になんて言われるか…。それに金銭的にも精神的にもみんなに迷惑かけちゃうじゃないですか。
私の中で「自傷も自殺も、迷惑をかけるのは最低限の人数で」なんちゅー事を自分と約束してます。まぁ、今のところ自殺する
気はないんで大丈夫っす。たぶん…ね。ははは。
でも本当にサプリはいいですよぉ。食事で栄養とれる時はそれが一番なんですが、鬱な時には食事食べる気力なんて無いですからねぇ〜…。
リストカットも健康も、無理せず自分の方法だったり、ペースでやればいいんです。辛い時は無理しない!これ大事。
自分のペースでいいんじゃないか
新しい病院に通いだしてから、私を長年苦しませてきた「人の視線」があまり気にならなくなってきたのです。おおお。凄い事だ!
悲しい事があったらお薬をちゃんと飲んで、自分の気持ちをブログでありのままに吐き出しました。私は文章にして自分の気持ちと向き合うのは素晴らしい事だと思っています。
昔のブログを読んで「あぁ〜…こんな事もあったなぁ」なんて思ったり、「なんでこんな事でクヨクヨしてたんだろう。情けないな〜」と笑ってみたり。今でも私にとってホムペは自分自身を見直す良い機会になっています。
私のホムペに来て掲示板に励ましの言葉を書いてくれる人も沢山います。彼女達もそれぞれ色々な悩みを抱えて、それでも自分のペースで前向きに生きていこうする子達ばかりです。
メンヘラーに生きる
皆様ご存知の通り、私はメンヘラーでございます。
でもでも、皆様が思っているよりも、以外に普通〜に生きてます。
メンヘラじゃない方よりも、確かに弱い部分はあるかもしれません。いや、あります。しかし、私がネットを通じて知り合い、時に、リアルの世界で出会った少女達は驚くほど一生懸命に生きています。
そこらの「親の金で適当に大学行って〜ブランド物買って貰って〜適当に会社に勤めて〜最後は結婚すればいいか〜」なんて考えている女性達よりも、私の目には「メンヘラでも生きる事を真面目に考えて、悩んで、時に時分を傷付けてしまう」彼女達の生き方の方が、何倍もキラキラと輝いている気がするのです。
そりゃ「ココロ系の病気なんて甘えだ!」なんて考えてる方には理解されないでしょうがね。ふんっ。
甘えているというなら、私のこの根性を叩きなおしてみてくださいよ。それで長年悩まされていた病気が治るなら、そんな幸せなことは無いです。
でも現実、親や友達、恋人にも理解されないまま一人ぼっちで戦っている人がいるんです。この瞬間も。
私は「頑張れ」なんてヤボなことは言いません。
ただ「病気に負けないでほしい」んです。
苦しくなったら、お薬飲んで休憩しましょう。
ゆっくりと貴女や貴方のペースで生きましょう。
私は今日も、お薬飲んで自分のペースで呼吸をしていますよ。
考え方や感じ方は人それぞれなんだもん。
人に合わせて、無理に早く歩く必要はないんだよん。
立ち止まって歩けなくなっても、そっと手を差し伸べてくれる人がいると信じて、最後までゆっくりゆっくり歩いてみよう。
私もそう信じて今日を歩いていくから。
薬に頼ってもいいじゃないか
メンタル系サイトを運営していると、薬に依存してます…って感じが凄くするのだけれど、私の個人的な意見としては薬に頼って楽になれるならそれでいいんじゃないか〜と思うのです。苦しい時に我慢して余計に辛くなったら大変でしょ?だから、あぁ〜…しんどいなって感じたらお薬のお世話になればいいんです。リストカットもしかり。
無理やりに自分の感情を押さえ込もうとすると、あとで痛い目にあいます。私の場合がそうなのだ。我慢の限界に達すると「もう死んでやる〜!」とエラく極端に落ち込んでしまうので、苦しくなったらデパス食って気を紛らわせたり、腕をガスガスッ殴って気分が落ち着くのを待ちます。私にはこれが一番効果的な対処法なんですねぇ〜。はい。
無理に感情を押さえ込むよりも、ガーッと泣いてスッキリしちゃったほうが良かったりするんですよね。泣く。これはお勧めです。涙が止まった頃には少し気分もマシになってたりするもんですから。最終的にお薬に頼らず、ゆっくりと自分のペースで元気になれればそれでいいんです。焦らない事…これって結構大事です。ゆっくり休んで、また少しづつ進めればいいじゃないですか。
私のホムペに来てくれる常連の人達が「薬減ったよ〜良かったよ〜」と嬉しい報告をしてくれると、ほんのりと私の心も温かくなります。
自傷しても薬に頼っても、誰かに少し甘えてみてもいいじゃないか。いつかきっと腕に巻かれた包帯も必要無くなる時が来るから。
面倒くさがりも役に立つ?
私は根っからのO型人間でして、細かい事を言われるのが大嫌いなんです。部屋の片付けに関してもそう。バババッと服やら本やらを整理するのは苦痛じゃないんですが、細々した物の片付けをしてると発狂しそうになります(苦笑)
だから「これは必要ない!」と判断した物はガバッと捨ててしまいます。これも意外とストレス発散になるんだよねぇ。要らない服をハサミでチョキチョキして捨てる…これが案外楽しいんですよ。
昔はネイルアートにハマッてみたりもしたんですが、結局途中で面倒になって辞めてしまいました。観葉植物を買った時もそう。最初は熱心に世話をする癖に、気がついたら枯れてる…なんて事もしばしば。
でもでも、こんな性格が役に立つ事もあるんです。特にメンタルが落ち込んでるような状況で。
元々大雑把な性格だからか、悩み事があってもずっと引きずる事は無いんです。最近では「こんなに悩んでも答えなんて見つからないっての。今日は薬飲んでさっさと寝逃げしよっと」なんて思えるようになったり。まぁ、悩みを引きずらない変わりに、凄く些細な事でしょっちゅうグデグデしてたりするんですけどね。あはは…。
片付けなんかは別にしても、メンタル面が落ち込んだ時に大雑把になれるのは良いと思いますねぇ。頭では分かってても、人間はどうしても答えの出ない悩みを抱え続けてしまうもんですから。
そんな時に「まぁ、いっか」って思える人間になりたいですね。そんな風になれたら心にグルグルと包帯を巻いて生きる人も減るだろうし。勿論、これが出来たら苦労はしないんですけどね〜…。心が優しくて、繊細な人程精神病にかかりやすいそうな。私は全然優しくも無いし、繊細な部分なんて全く無い筈なんだけどなぁ。可笑しいなぁ。まっ、何はともあれ…
目指せ!メンタル面大雑把人間!(笑)
好きなことを見つけてみる
私の趣味は「自傷行動です」なんて書いてますが、他にもちゃんと人に言える趣味もあります(笑)
最近ではカラオケとか編み物、読書やらパソコンでホムペをリニュー-アルするのにハマッてますね。パソコンの前に座っちゃうと平気で何時間でもカチカチやってたりします。もう夢中になっちゃうんですよね。編み物もかなり無表情で無心にコツコツとやってます。「無」になってる瞬間って意外と良いもんです。時間の経過も早い早い。カラオケなんて喉がつぶれるくらい歌いまくりたい性分なんで、アップテンポな曲やらアニソンなどなど何でも歌います。好きな事があるっていうのは素晴らしいと思いますねぇ。好きな事の一つも無いと、何事にもやる気が出ないっす。
部屋の中で好きなアーティストの音楽を流して、自分も一緒に歌うってのも私は好きですね。たま〜に「この部屋が盗聴されてたらこの音痴な歌声を誰かに聞かれてたりして…」なんてアホみたいな妄想して勝手に心配したりしてますが…(苦笑)
睡眠にこだわる!
私は昔から枕が無いと寝れないんですよ…。
それも硬くて高い枕じゃないとダメ。今も普通の枕の下にデカいクッションを置いて寝てます。周りの人間には「そんな高い枕アカンよ」と言われますが、こうしないと安眠出来ないんだよ〜…。ホテルなんか行くといつも困りますね。枕がやわらかくて低いんです。そんな時はバスタオルを畳んで枕の下に敷いて、理想の高さにするのです。
抱き枕も必需品だなぁ。抱き枕にもこだわりがあって、自分の身長に合った程よい長さで、さらに少し硬めがナイスです。
私はベットが好きなんですが、今の家は狭くてとてもベットなんて置けないので、いつか引越して素敵なベットを購入したいなぁ〜。
皆も寝具にこだわってみませんか?素敵な物と出会えると意外と安眠出来たりしちゃうんです。
私は真っ暗で何の音も聞こえない夜が大好きっす。少しでも明かりが射し込むとダメ。睡眠に関してはかなり神経質だな〜と自分でもよく思います。
今の家は夜中真っ暗なんで最高なんですが、問題は彼のイビキ…。ほんとに煩くてかないません。
ど〜しても気になる時は、彼の足を軽くキック!するとしばらくは静かになりますね。ふふふ。でもすぐにまたガーガー聞こえてきます。うぐぅ…。
私の安眠の最大の敵は彼氏なのです。何か効果抜群なイビキ防止グッズはないでしょうか?耳栓すると気になって寝れないしぃ〜…。
そういえば、何故か夜中になるとダークな気持ちになっちゃう私。よく「私はなんて駄目人間なんだ。もう生きてるのが嫌だぁ」とか「このまま眠るように死にたい」なんて考えちゃう時は大変。朝までモンモンと悩み続けて眠れなかった…なんて事もしばしば。当然、睡眠をとってない体はダルダルで、さらに気持ちが落ち込むんだよねぇ。
病院の先生には「朝日を浴びた方がいい」とよく言われますが、鬱状態の時にそんな余裕は無いんですよ。だから、そんな時はなるべく無理しないで、お薬追加して無理やり寝逃げするに限ります。
対人恐怖症を克服するのだ
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元々、対人恐怖症という病気は自分の表情やら見た目、他人の視線や、自分の行動なんかが人に「なんて思われてるんだろう…」と意識しすぎちゃう事から病気になっちゃうんだって。
特に、思春期の時にこの病気にかかっちゃう人がかなり居て、思い起こせば、私も小学生の高学年の時にはこの症状が強く出てました。
人の視線が怖いもんだから、学校に行くのが苦痛でしかたなくて、母親にキツく怒られても「学校は嫌なんじゃー」と駄々をこねて、何度も学校をズル休みしたもんです。学校に行きたくないあまり、毎朝、体温計をお湯に付けてみたり、ゴシゴシと布で包んだ体温計を摩擦で暖めて、さも熱があるように小細工&演技したもんです。勿論、母親にあっさりバレて無理やり学校に行かされたもんです。たま〜に、学校に行くフリをして家を出て、公衆電話から母親になりすまして学校に「今日は休ませますう…」と嘘ついて、誰も居ない公園で学校が終わるまで時間をつぶしたりもして、何とか小学生時代はやり過ごしました。今思えば、悪いガキですわい…(汗)
中学生になってからは、さらに症状が酷くなって「人ごみは嫌!怖い!」と強く思っちゃって、学校に行く度に吐き気・足が震える、息苦しくなるなんて体の異変までおきちゃいました。
母親もこの頃には「勝手にしなさい」と言って、無理やりに学校へ行かされる事も無くなってハッピーな学生生活をエンジョイしちょりました。
基本、登校拒否児童で、たま〜に学校に行っても保健室で先生とお話したり、宿題してみたりして保健室登校生として、自由気ままにやってました。
それでも症状は一向に良くならず、神戸に移り住んで通い始めたメンタルクリニックで「対人恐怖症です」と、診断されてから治療が始まりました。
お薬の種類と数も増えて、ジェイゾロフト、ハルシオン、ロヒプノール、セロクエル、レスリン、デパス、PZC、ランドセン、レンドルミンなんかを処方してもらって、社会復帰出来るように自分であみ出した治療方法を開始!
その名も「お薬飲んで、気合で外に出でみよう」大作戦ちゅーもんです(ネーミングセンス無さ過ぎだろ…)
作戦名だけ聞くとアホらしんですが、これが対人恐怖症の人間にとっては大きな苦痛を伴うんですね…。なんせ人の視線に対する恐怖心がハンパじゃ無いですから。
それでも私は病院の先生のアドバイスも受けて実行。
まずは近所を散歩してみる事から始めました。外に出るときには人と視線が合わないように必ずキャップを被って、MDなんかで音楽を聴いて気を紛らわせて、ひたすら家の近所をウロウロ…。
最初の頃は吐き気やら、息苦しさ、恐怖心で家に帰って来るたびにグスグス泣いたりもしましたが、次第に薬の効果も出てきたのか近所の散歩くらいは大分慣れてまいりました。
そしてある日、「今日は電車に乗ってみよう」と思いついて、即決行!
しかし、電車に乗り込んだとたんパニックに陥りました。ぐはっ。一駅分乗っただけで冷や汗かきながら、急いで駅のトイレに駆け込み声を押し殺して泣きまくりました。今でも電車は私にとって大きな壁であります。いつか克服出来る日が来るんでしょうか…?最近はMDさえあれば、人ごみ以外は一人で出歩けるまでに回復しました。お薬もキチンと自分に合った物を飲めば効くんですねぇ。うん。
皆も一度でいいから試してみませんか?最初は近所のお散歩で十分です。無理しちゃ駄目だよ。下向いたままでもいいんだよ。
心に余裕が出来て、少し前を向いて歩けるようになったら、ちょっと空を見てみてちょ。きっと空の綺麗さに驚くよ。
一緒に生きようよ
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メンタルサイトを少し覗いてみると
「死にたい…」
「消えたい…」
「手首切った…このまま死にたい」
そんな心の声をよく目にする。
私も五十嵐莉依として、小さいながらもメンタルサイトを運営している一人。私自身もこんなセリフをふと書いている事があります。自分なんて必要ない存在だって思う事もあるし、もう死んじゃいたい…自分はなんて最低な人間なんだって思う事も少なくない。
でもね、生きるという事を諦めないで欲しいんだよ。
長年メンタルサイトをやっていると、沢山の人との出会いがある。中には、私のサイトに来てくれた人と直接メールを交換したりする事もある。
そんな中で、私は何度もメール友達が自殺したと言う事実を、彼女達の両親や親友から聞かされた。
昨日まであんなに明るくて元気だったのに…。どうして相談してくれなかったんだろう…。そんな思いが溢れて、「こんなに悲しい思いをするくらいならホムペなんて辞めてしまおう」何度もそう考えたことがある。だけど、それでも私がまだホムペを通じて自分の気持ちを書き続けるのは、死んでしまった彼女達の分も生きようって決めたから。
どんなに悲しくても、苦しくても死んで終わらせる事はしちゃいけないって感じたから。
残された人間の悲しみは決して消えない。私も自殺してやる!なんて考えるけど、まだここで逃げちゃいけないんだよね。私はどんなに苦しくなっても悲しくなっても、腕がズダズタになっても自分で自分の命を放棄する事はしないよ。
死んでしまった彼女達が言ってくれたんだ。
「莉依、死なないで。一緒に生きようよ。約束だよ」って。
彼女達はもう居ないけど、ちゃんと約束は覚えてるよ。
いつか私が生をまっとうして、そっちに行ったら私を褒めてね。
「莉依、頑張って生き抜いたんだね」って。
最後に
精神病は確かに理解されにくい病気なんだよね。風邪みたいに熱が出たり、咳が出るような目に見えてわかる病気じゃないから。本人にしかその苦しみはわからんのだよ。
でもね、もしも貴方や貴女の傍で心の病気で苦しんでる人がいたら、そっと見守ってあげて欲しいのです。少女達の傷ついた腕と心を優しく包んであげて欲しい。
少女達に本当に必要なのは剃刀でも、傷を隠すための包帯でもないんだよ。メンタルサイトで見せる彼女達の本当の心の声を聞いてあげて欲しい。
そして今、絶望と虚無感で苦しくなってしまっている皆、一人だけで頑張ろうとしないでいいんだと思うよん。苦しい時は無理せず薬飲んでいいんだよ。甘える事は悪い事じゃないんす。いっぱい甘えても、いつかその恩返しが出来ればいいんじゃないかいな。私はそう思います。
理解の無い親、薬だけ処方すればいいと思ってる医者、彼氏、旦那、彼女、奥さん、友達なんかの親しい人達からの無神経な言葉。本当に傷つきますよねぇ。
「なんでそんな事言うの?ヒドイよ」と言えればどんなに楽か…。
誰にも理解されない辛さや悔しさ、孤独に襲われた時、そっとメンタルサイトを巡ってみる事を私はお勧めします。
「辛いのは自分だけじゃない。一人ぼっちだと感じてるのは自分だけじゃないんだ」って思えたりする事もあるんだよ。これが結構、良い気分転換になったり、励まされたりするんだよね。私もそんな一人なのですよ。うんうん。
そして、今、自分も「心の病気かも?」なんて少しでも思った方、気軽に近所のメンタルクリニックへ行ってみよう。心療内科だったり、大学病院みたいな大きな病院なら、あまり人目も気にならないしね。イメージと違って、案外「なんだ、こんなもんか〜。緊張する必要なんて無かったな」と思えたりするもんです。
私は今でも、やっぱり普通の人(たまに普通って何だろう?と考えるなぁ)よりも凄く不安感や恐怖感に襲われるので、お薬飲んで、少し休憩して、また自分のペースで生きる…ってな感じで毎日を過ごしています。
焦るとろくな事ないねんなぁ〜…と色々と痛い目にあってやっとこさわかりました。うんうん。
私はメンタルな病気になった事も、腕に残っている沢山の傷跡も、今では良い経験だったな〜と今では心からそう思えます。
まだまだ完治って所までは程遠いけれど、病気になって、ホムペを作って、色んな苦悩を抱えた少女達と出会えて、いろんな事を学ばせてくれた事に感謝感謝。
包帯で苦しみや悲しみ、消えない傷跡を隠したっていいじゃないか。
包帯で隠した少女達は、今日も毎日を懸命に生きている。
そんな姿をネットを通して見ると、私も励まされるんです。
みんなの心にグルグル巻かれた包帯が、少しづつでもとれますように。
ありがとう。
でわでわ。
<細山の感想、コメントなど> [2008.9.8]
心療内科(メンタルクリニック)に通われて薬物療法をされているとのこと。最近は薬物療法が多くなっているようです。
本当はカウンセリングか「心理(精神)療法」も受けられるとよいのだと思いますが、適当な専門家を見つけにくいことや、お金と時間がかかるなど問題があるかもしれません。
「深層心理学」的にみたとき、莉依さんの「心の病」はすべて治ると思いました。
まだ「心の発達」の途上にあるために、いろいろな症状がでて苦しまれているわけで、莉依さんが自らの「心の世界」を広げて、「心を発達させる」ことができれば治ると思います。
一人の人間として、また深層心理学に関心のある深層心理「楽者(がくしゃ)」、一ライターという立場から、お役に立てればと思いました。
読書も趣味の一つとのことですので、深層心理学書を読まれることをお薦めします。
ただし、「一冊を読めば、即解決」とはいきません。
時間をかけて多読しているうちに「心の世界」が広がり、「心の発達」ができて考え方が変わり心が楽になって不安が減っていき、実行できることをしていけば、症状がなくなっていくと思います。
本HPの「読書セラピーのすすめ」(ナビ2)に、一般の人には読みやすく著書の数が少ないので(必ずしも少ないとはいえないようです。最近2冊翻訳されたり、以前にコピーした本が4冊見つかりましたので加筆しました。10.3記)、まずアドラーのブックリストを一週間後くらいに掲載します[2008.9.11スミ]。もしご関心があるようであればお読みください。
その後、エリクソン[2008.10.3スミ]、フランクル[2008.12.5スミ]の掲載を予定しています。
それぞれの本を読むときのきっかけになればと思い、フロイト、ユング、アドラー、エリクソン、フランクルが現在生きていて、もし莉依さんのことを知ったら、どういうのかを「仮想のコメント」として考えてみました。
これは細山一個人の考えで、専門家であれば異なるコメントをするかもしれませんので、ご了解ください。
次の「仮想のコメント」をたぶん一度読まれても(あるいは繰り返し読んでも?)、専門用語を使っているのでよくわからないかもしれません。
ここでは専門用語について、わざと(手間がかかるので?)わかりやすい解説はしませんでした。
本を読むときの一つの「目標」を提示すれば、莉依さんの文章力や理解力などから、わかるようになると判断をさせていただきました。
ご理解できなかった言葉を含めて、心に「ピン」と感じた人の本から読んで「自助努力」をして解決を試みてください。
読む順番などはお任せをします。読んでもわからなかったときには、質問にお答えします。
なお、次の5人のコメントの文章は現時点でのもので、掲載後も細山の文章全体を含めて細かい修正をさせていただくこともあります。
大幅な修正をした場合には見出しなどに「一部修正2008.9.○」などと青い字で表示をしておきます。小幅なときはしませんので、ご了解してください。
フロイト「莉依さんは現実に合わせながら上手く生きてこられなかったので、自我や超自我の働きが弱くなり、無意識のエスの働きが強くなったといえます。無意識にあるエロス(性を含む生の欲動)が満たされなかったときに、タナトス(攻撃的な死の欲動)が強くなって自傷行為をし始めたようですね。タナトスが他者に向かえば殺人、自分に向かえば自傷行為、自殺などとなります。莉依さんの場合はエロスが部分的に満たされているので自殺願望が弱いといえます。今後はエロスを充実させるためにも、超自我の働きが強くなって自我やエスとのバランス(調和)がとれるようになれば症状は治り、いい生き方ができると思います」
アドラー「答は簡単です。莉依さんは劣等感を克服できれば、すべての症状はなくなります。劣等感を克服するためには共同体感覚を養うことです。つまり、社会に貢献できる人間になれれば、心に喜びを感じて不安や恐怖心が解消します。メールでは小学生の高学年から学校に行くのが嫌いになったと書いてあります。かなり早い時期から劣等感をもって悩んでいたと思います。劣等感をもたなかった人間はいないわけで、心を成長させて劣等感を克服しながら生きていくことが大切なのです」
ユング「個性化の過程が上手くいかないので、苦しまれていますね。莉依さんの心の奥底にある人類に普遍的な集合的無意識にもとづいた自己実現ができれば、すべては治ります」
エリクソン「すべての人間は若いときに自分の生きる道を模索して、モラトリアム(猶予期間)になります。このとき道が見い出せず悩みすぎて境界性人格障害(精神病と神経症の境界)になる人も少なからずいます。莉依さんが自分のアイデンティティ(自我同一性、生きがいなど)を発見できたら、すべての症状はなくなり、生きる喜びを感じられるようになります」
フランクル「『生きる意味』がわからないので、模索して苦しんでいると思います。私の『逆説志向』が恐怖症に効果的ですので、莉依さんにはお薦めしますね。それと『心のトリック』を使うこともお薦めします(本HP、ナビ1、2006年4,5月参照)」。
本を読むときには、著者と実際に会って話を聞いているつもりで、読まれるとよいかと思います。
インターネットで古本を購入されるか、図書館などで探してお読み下さい。
なお、宣伝になって申し訳ありませんが、上記のフロイトのエス・自我・超自我、エロス・タナトスについては、『マンガ 5月から読む精神分析学』(だいわ文庫、下記の本を改題)の165〜168頁と153〜163頁に書いてありますので、お読みください。
フロイトの本のリストが『マンガ フロイトの「心の神秘」入門』(講談社)の巻末にありますので参照してください。
後者の本を古本で入手されれば、1冊ですみます。
ユングについては、『マンガ ユング 深層心理学入門』(講談社+α文庫)をお読みいただきながら、巻末の本のリストを参照してください(古くて不十分なのですが)。
それと、特定の宗教や宗派に入る必要はないのですが、宗教書を読まれると「精神(心)」を高めるとともに深めて心が楽になります。
宗教には「精神(心理)療法」の面がありますので、「心の世界」を広げて「心を発達させる」ことに役立ちます。
フロイトのいう「超自我」やユングの「人類に普遍的な集合的無意識」、フランクルの「無意識の神(精神的無意識)」などを理解するためにも有益です。
新新宗教や新宗教の本ではなく、『聖書』や伝統仏教などの古典的な名著ならぬ名経(『般若心経』『法華経』『法句経』など)をまず読まれることをお薦めいたします。
最初は読みにくいかもしれませんが、我慢をして読んでいくと、必ず心を救ってくれる言葉、考え方に出会うと思います。
そして、自分の心だけではなく他者を含む人間の心の世界がわかると、人や社会を恐れたり不安を感じなくなり、逆に人間が好きになると思います。
人間の心はいかようにも変わる可能性があります。
莉依さんの現在の心の状態は「心の5段階説」の仮説では第3段階、「心の10段階説」では第6段階くらいにありますが、これから上位の心の段階、前者で第4段階、後者で第8段階に変わっていけば、症状はなくなると思います。
もちろん、前者の第5段階、後者の第10段階になることも可能です。
深層心理学書や宗教書を読むことは、心を高めるとともに深めて「心の世界」を広げ「心の発達」をさせることに効果があると思います。
いずれにしても、「マシュマロ姫」が莉依さんの「治癒の過程・ドラマ(治癒体験)」を載せられるようになるといいですね。
「深層心理学」との出会いは大人でも少ないですし、ましてや若い人ではかなり少ないといえます。
若い人が「心の迷路」に入り込んでしまい、心の堂々巡り、泥沼化状態で苦しんでいる状況に風穴を開けて、解決する糸口が得られて救われる(救うこと)にも役立つと思います。
そうなると、莉依さんが苦しまれたことにも意義があり、体験が生きてきて、社会的な意味も出てきます。
莉依さんは、いま「深層心理学(楽)」と出会われたのですから、少しずつ読み始めてくださいね。
一編集者として思うことは、莉依さんが薬物療法を続けながら、「自助努力」をして「心を発達」させて症状を治すことができれば、体験談を一冊の本にする価値も出てくると思います。
本にする場合は10万字くらいが目安になりますが、既に3万字くらいあります。
もちろん、今のままというわけではなく、ある程度の修正・加筆・削除作業が必要になりますし、本としての体裁や構成などを工夫する必要もあると思います。
莉依さんには自分の心の状態を見つめて表現する力(ユーモアも)がありますので、文字数の心配はいらず、心の変化の状態を飾ることなく素直に書いていけばいいと思います。
しかし、いまは本のことは一つの「夢」として、意識しすぎずに取り組まれるとよいかと思います。
本コメントなどが「自傷卒業」に向けての契機になれば幸いです。
「夢」が実現できることを楽しみにして、また信じて、本HPの「心のリンク」(ナビ4)にもリンクさせていただきました。
「自助努力」と、ご健康とご多幸を心からお祈りいたします。
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